給料が高く、独立してフリーランスになることも可能なITエンジニアだが、人によっては仕事がきつく、苦労が多いと感じる場合もある。
ITエンジニアが、働く上で苦労する点は、顧客の急な仕様変更やシステムトラブルが起こった場合、納期が迫っていれば長時間の残業や休日出勤を余儀なくされることだ。
また、メンタル面でもITエンジニアにかかる負担は非常に大きい。システムの不具合などで、社会的インフラが停止する場合もある。また大きな損害に発展することもあるし、ITエンジニア本人が、重大な責任を感じ、非常なストレスを受ける場合もある。また、常に最先端の技術を習得していく必要があり、学習が欠かせない。技術の進歩が追いつかず、取り残されるかもしれないとストレスを感じるエンジニアもいる。
これらのことが、ITエンジニアが苦労と感じる要素となる。
以上のように、華やかに見えるITエンジニアの仕事と、実際の仕事とのギャップを強く感じる場合も考えられる。しかし、自分の手で、ゼロからものづくりができ、最終的に大きな達成感を味わうことができるので、クリエイティブな大変やりがいのある仕事と感じられる人もいる。
また、IT業界は日進月歩であるため、ITエンジニアは学習を続けていかなければいけないが、これをきついと感じる人もいれば、ここにもやりがいを感じ楽しめる人もいる。好奇心旺盛な人にとっては魅力的な仕事かもしれない。
最終的に、ITエンジニアが物理的な意味での長時間労働や、メンタル面でのプレッシャーを乗り越えていくためには、プロジェクトごとに常に新たな気持ちで仕事に取り組むことができるか、または、ものづくりの楽しさや仕事を完了した時の達成感を持ち続け前進していけるかにかかっている。ただ長時間労働に関しては独立することで解決できる場合もある。自己管理が欠かせず、プレッシャーを感じるITエンジニアも多いが、その一方で独立したことに満足感を覚えているITエンジニアも少なくないため、選択肢の一つとして覚えておくといいだろう。